”Across the River and into the Trees 2”





去年、建築家の日埜直彦さんと話していた時に、写真家の撮る郊外を見てみたい
ということが話題になった。
今更だけど、ちょっと興味をそそられたのでそのことに対しての自分なりのリア
クションでこのシリーズの写真を撮り始めた。
そもそも郊外とは何処なのってところから、地図を眺めてみると河を渡って木立
の中へというのが取り敢えずの郊外なのかなと思ったりしてみた。
丁度その頃読んでいた、ヘミングウェイの最大の駄作のタイトルこそがそこに
ピッタリあてはまったりしたのだった。
普段は、常に見知った場所で写真を撮っているのだが、全然自分の認識の範疇外
の場所に行って写真を撮ってみようということもあるのだった。